今回は、柴田重信先生のこちらの本をレビューしていきます!!
ブルーバックス:食べる時間でこんなに変わる 時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病
科学者になることを目指して、日々大学院で修行しているゆかです!専門は有機化学!
大学院生になってブルーバックスに爆ハマりした人!
【本を読む前のゆかの知識レベル】
「栄養学」関連の本は初挑戦。
高校の時には、生物も履修してないからほぼ素人です。(最近生物に興味が出始めて少しずつ勉強してるけど…って感じです)
こんな感じのレベルの人が、こちらの本を読んだ感想を書いていきます
概要
「夜にたくさん食べるより、朝にたくさん食べたほうがいい」など、食べる時間によって身体への影響が違うことをなんとなく感じていますよね。(夜の締めのラーメンとか、絶対に体に悪いってわかっているのに、ついつい食べたくなる笑)
そのなんとなく感じている、食べる時間による身体へ影響が、科学的に解明されつつあるそうです!
それには「体内時計」や「時計遺伝子」が関わっているとか!!
この「なんとなく」について時間栄養学を研究されている柴田先生が解説くださいます!!
感想
個人的にはかなり難しかった!!笑
「栄養学」という学問と、最近新たにわかってきた「時計遺伝子」の学問が融合した「時間栄養学」。
(時計遺伝子関連の研究で、2017年にノーベル医学・生理学賞を受賞されています。ここからわかる通り、割と新しい領域の学問ですよね!)
どちらも素人の私にとってはちょっと難しかったです笑
ただただ、なんとなく感覚的にわかっている「時間と栄養の関係」。例えば、
- 朝に食物繊維豊富な野菜と摂るほうがいい??
- 夕食時の緑茶は血糖値の上昇を抑える?
- 間食はとったほうがいい??
とかについて科学的な検証が進んでいる!という現状を知れてよかった!
(個人的な意見やけど、先に「栄養学」の本を読んでおくのがいいかも!と思いました。ベースとなる栄養学がわかっていると、本書の理解がより進む気がする!私は佐藤先生の「本当に役立つ栄養学」(以下の本)を読んでフォローしました。
あと一つ、本書の中で当てはまらなかった私の話を少々付け加えておきます笑
本書の中で「朝食は最も長い絶食状態後の食事だから〇〇」という議論が本書の中でよく出てきます。
例えば、「絶食状態が長かった後ほど腸の蠕動運動運動が盛んである可能性が高い」ことや、「長い絶食の後では肝臓や筋肉中のグリコーゲン(糖質)が枯渇している状態である」などです。
多分、これって左図のような生活を想定されているのですよね。(この想定だと確かに朝食が最も長い絶食後の食事)
ただただ、大学院生ゆかは月から土までほぼ毎日右図のような生活をしています。
だから、最も絶食状態が長いのは夕食になっています。これって多分良くないですよね。(本書でも夜遅くに食事をとることは推奨されていませんでした笑まぁわかってはいましたが笑)
それに、夜ご飯遅いと朝ごはんもお腹空かないんですよね。ほんまによくないなぁ笑
なんとか、生活習慣を整えたいところです笑(遠い目)
今回は、今まで全く知らなかった「時間栄養学」という学問を覗き見ることができてよかったです!新しい学問領域を知ることは楽しいですね。
おすすめしたい人・難易度
- 健康的な食生活を送りたい人!
- 効果的な運動を取り入れたい人!
- ダイエットしたい人!(私やん笑)
難易度 (4段階評価)
入門・高校レベルの知識必要…?・大学レベルの知識必要・めっちゃ難しい
高校レベルっていうか栄養学の知識がちょっとでもあったほうが読みやすいかも!って思いました。(高校の生物では栄養とかって扱うんでしたっけ…?)
上記した佐藤先生の「本当に役立つ栄養学」とかを先に読んでおくのがおすすめです!
おまけの感想1
本書の中で、「朝の腸の動き」を「シェイカーの上に載ったフラスコの状態」と表現されていました。
確かに、普段有機合成をしていて「攪拌」って割と大事なんですよね。
有機合成をしている身として、「あぁ、この表現納得やな」って思いました(大学院生のつぶやき笑)
おまけの感想2
最近確実に太ってきた気がするんですよね笑(体重計に乗ってないし正確にはわからんけどわら(むしろ乗るのを避けてる笑現実逃避中や))
まぁ今回この記事を書くのに自分の生活習慣を振り返ってて、こんな食生活(深夜にご飯を食べる生活)を送っている上に、デスクワーク中にお菓子をつまんでたらそりゃ太るよなって笑
あぁ、ダイエットしなきゃなー(棒)